2008年10月25日土曜日

アユルベーダ(Ayurveda)の病院&学校を見学!!

アユルベーダ(Ayurveda)の病院&学校を見学!!
こんにちは皆様、今日はケララのPooverにあるアユルベーダの病院にアポイントをとって取材してきました。 最近日本でもに少しずつ流行り始めてる、アユルベーダですが、ここ南インドでは、西洋医学、東洋医学よりもその歴史は古く約五千年前より、アユルベーダ医学はあるとされています。 日本では、まだマッサージ&リラクゼーションの分類扱いですが、インドではアユルベーダは、とても権威がある医学の一つであり、ここケララでも、州をあげて、勧めています。しかし、残念ながら、今のインドの庶民にはアユルベーダはとてもお金が掛かる医学です(西洋医学に比べて)。またDrもセラピストも、ともに、かなりの期間の修行や経験がないと名声は得られず、西洋医学が浸透する中で、なかなか厳しい立場にあり、レベル、人口とも後退してきているのが現状だそうです。


今日はそんな中で、ケララ州から推薦を受け、病院とセラピストを養成する学校を経営するDrに会い、病院の経営、セラピストを育てるカリキュラム、教科書等を紹介されながら、病院を見学させていただきました。写真はDrとセラピストです。 ちなみにDrになるには、約5年半大学での勉強とプラクティスが必要で、大学にもよるのですが、普通に医者になるより難しいとされています(サンスクリット語の勉強も必要である)。また、セラピストにいたっても、最低6ヶ月の勉強&プラクティスが必要です。 1週間や2週間勉強して、学んだと勘違いしている人が多いのですがアユルベーダは医学なので,もちろん、卒業後、セラピストもDrも患者さんのために日々努力や医学の勉強をしなくてはなりません(日本のお医者さんと同じです)


病院の規模は? 生徒数は?
病院はベット数が50床でDrが3人、セラピストが男2人、女二人、看護婦が8人で回しておりました。授業を教えるのはもちろん実際のDrであり、プラクティスでは実際に患者さんを検体にしながら授業をするときもあるみたいです。生徒ですが、今のところ30人で、皆さん地元の人ですが、州が補助金を出しているためとても格安の値段で本格的な授業を受けています。卒業後は、Drが各地のホテル、病院、学校への就職を斡旋するみたいです。時々外人も参加するみたいで、今までに、フィンランド人、ドイツ人が勉強しに来たみたいです。

今日の一言
最近、アユルベーダの本を読み始めたのですが、おもしろい! 簡単に言うと予防医学の最強版。当たり前の事だが、生活のリズムがいかに大事であるかを突き詰めている。参考本の中から・・・「健全な精神は健全な体から、健全な体は健全な精神から」・・・そう、よく聞くフレーズ。5000年前からこのフレーズがアユルベーダ医学で伝えられてきたなんて、考えるとロマンスを感じるというか・・・(笑い) 社会のスピードが加速する中で、それに適合するものだけが、価値があり、生き残るこの世界の中で、こうしてケララでは、スローな医学(アユルベーダ)のようなものが、高い位置にあるのも、ケララ人の哲学や、生活スタイルがそれに適しているからだろう。 ちなみにケララはインドの中では平均寿命は、他の州に比べてダントツに高い州である。 
うむむ・・・・スローライフもいいんじゃない!?(笑い)

Posted by Picasa

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

写真みたらインド人かと思った。kayo